上段棚　w74 d35.5 h127.5 下段棚　w88.5 d41 h54 本場バリのアンティーク ラックです。友人が30万円ほどで輸入したものだそうです。10年以上前に友人の県外への引越しを手伝った際に譲り受け、保管していていましたが倉庫が手狭になり、この度手放すことにしました。本品は全くの未使用で、譲り受けてから今日までコンディションの変化は見られません。本品は横長のラックの上に縦長のラックを載せる二つで一つの家具になっており、全体として重厚感のある家具です。バリ家具らしく素材の持ち味をそのままに、洋風のデザインに鋳鉄の装飾を多用していますが、近年見かけるバリ家具よりも凝った意匠で厚みのある鋳鉄の装飾がより多く使われているため、繊細さと堅牢さが伺えます。特にヘッドピースも鋳鉄で再現されているところが今までにない珍しさを感じます。金属部分以外に関しては、家具のサイズいっぱいまで使った " 敷き詰めるような " 装飾が美しく、それらの装飾が裏面以外惜しげも無く施されており、見飽きることがありません。本品の仕上げに関してはバリ家具共通の素材の持ち味を活かすような若干塗りが甘かったり、表面のやすりがけが少なく肌触りが少し悪く、乾燥を防ぐ処置が取られていないため割れが少し目立つのがネックです。本来バリは多湿で木が水気を含みやすいことから少し隙間や余裕の多い作りの家具が多いように思われますので、これらの傷に関しましてはバリ・アンティーク家具の持ち味にも思えます。バリ・アンティーク家具の特徴のそれとは別に全体的に塗装の剥げやスレ、上段ラック 左戸下側には穿ったような傷、下段ラックとの設置部分近くにささくれ、下段ラック 正面の両サイドに木の表面の剥がれたようなもの、裏側に写真のような打って空いたような穴、が確認できます。ビンテージ品ゆえに当方では確認できない傷があるかもしれないことをどうかご了承ください。以上のような欠点もございますが、十分にご使用いただけます。また古今東西の家具には見られない特色が随所に施され、存在感と見飽きることのないデザインは長く大事にされる大きなポイントになると思います。ぜひともご落札していただき、良い品ですので長くご愛用していただければと強く思います。