イギリスの誇るスピーカーブランドの超名門であるGOODMANSのスピーカーシステムです！ 1960年代にリリースされたフルレンジユニットであり、モノラル時代からステレオ時代にかけての過渡期にリリースされた次世代のユニットでした。 日本国内においては、タンノイよりもいち早く知れ渡った英国のブランドでもあり、懐かしく思う方も多いのでは? かつてはAXIOM80なども一斉を風靡いたしましたが、このスピーカーは鳴らしこむのが非常に難しく、GOODMANSに対する風評を生んでしまったことは悲しい歴史ですね。 また、基本的にはユニットのみの販売を主としていた同社においては、専用のBOXも無く、その本領を知る方も少ないように感じます。 特にAXIOM80と比べ圧倒的な鳴らし易い設計となり、フルレンジとしては大口径の30cmダブルコーン方式と一般的なロールエッジの採用も相まってワイドレンジ化された点も大きな特徴です。 現在は裸のままでの視聴ではございますが、特に低域の伸びやかさに加え、中音域の厚みも素晴らしく、高音域においては決してきつさの無いマイルドさも兼ね備えており実に心地の良いサウンドですね！ 個人的にはGOODMANS指定であるARUエンクロージャーに組み込んであげることで、パフォーマンスを最大限に引き出せることだと思います。 クラシックにおいてはピアノやヴァイオリンの和音や残響も実にリアリティがあり、ヴォーカルにおいても息遣いまでもが生々しく再現されますので本当に素晴らしいです！ また、能率も大変に高く、2W程度の小出力な真空管アンプでも結構な音量で聴かせてくれますので、なかなかの優等生です！ なかなか、面白いお品ですので、個人的にはTANNOYよりも粋なスピーカーかと思います。 コンディションにおきましては、コーン紙の汚れは見られますが、亀裂などの傷はなく音出しには影響はありません。 エッジも耐久性の高いラバーエッジですので、弾力もあり、抜群の音質です！ 左右のペアリングも良いお品です。 これは本当に素晴らしいスピーカーですので、マニアであれば一度は聴いて頂きたい逸品です！ この機会にどうぞ！